2024年09月09日
「吟遊」同人、乾佐伎の第二句集『シーラカンスの砂時計』(砂子屋書房、2023年12月、税込み2750円)が残部僅少で、増刷となった。
増刷分は、夏石の帯文に変更される。
出版不況のおり、読者を得たことはめでたいことだ。購読してくださった方々にお礼申し上げます。
君の夢でもシーラカンスは殖えてゆく 夏石番矢…
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2024年09月08日
東京・新富町、GALERIE SOLで、
ミホリトモヒサ展
を観た。ギャラリーの入口で、まだ作業中のようなので引き返そうと思ったが、展示公開が始まっていた。会場内には壁から壁へ貼られた数本の銅線がメインの三作品が展示され、物理の実験装置のようだった。
作者は、自己表現としての近代以降の美…
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2024年09月07日
評論集『俳句は地球を駆けめぐる』(紅書房、予価3300円)のための巻末略歴を書く。1ページまるごとの分量を求められたので、次のようになった。
夏石番矢(なついし・ばんや) 欧文表記:Ban’ya Natsuishi
1955年兵庫県生まれ。東京大学教養学部教養学科フランス分科卒業、東京大学大学院比較文学比較文化博士課程修了。…
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2024年09月06日
自由民主党の総裁選挙の立候補者が、十名以上になるという。
いずれも凶相ばかり。石破、小泉。河野、高市はとくにひどい。ある情報通のホームぺージでは、小泉進次郎で決定だそうだ。とくに凶悪な人相で恐ろしい。
しかし、誰が総裁になっても、国民が豊かになる政治はしてくれない。
なぜか日本はいま米不足。戦後一貫して、日本弱…
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2024年09月05日
The 11th WHA Conference Zoom: Time Table for 5 Zones
下記の日程で、第11回世界俳句協会大会Zoomを開催する。時差があるので、5地域の時刻を併記した。これから本格的な準備に入る。
The 11th World Haiku Association Conferenc…
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2024年09月04日
奄美大島発行の「南海日日新聞」2024年8月28日付け、蘇鉄俳句会のメンバーとして掲載された私の俳句。
砂糖黍不作を喜ぶ乙女の恋 夏石番矢
この句は、砂糖黍不作ならば、収穫作業も忙しくなく、若い女性も恋人との逢瀬をたっぷり楽しめるさまを想像して詠んだもの。
参照
「南海日日新聞」の蘇鉄俳句会の俳句 7月…
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2024年09月03日
8月末、俳句季刊誌「鬣」第92号とともに、林桂『群馬百人一句α』(鬣の会、2024年8月)が届く。
群馬県で詠んだ、あるいは群馬県を詠んだ近代・現代の俳句を128句集め、林桂による短いコメントが付けられている。掲載された私の俳句は、処女句集『猟常記』(1983年)収録の次の1句。
谷空の鳥への投石続くなり 夏石…
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2024年09月02日
数日前、鬣の会(前橋市)から、季刊俳誌「鬣」第92号(2024年8月)が届く。
「鬣」第92号では、「特集 夏石番矢の百句を読む」が組まれている。
ありがたい。欲を言えば、いずれも夏石の初期から中期にかけての俳句しか論評されていない。「空飛ぶ法王」など、近年の句業への理解があればと思った。
私は私の道を進むしか…
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2024年09月01日
2024年8月31日(土)午後2時から~5時50分、ZOOMで、
川口外狼句集『ダブルデカダンス』出版記念会
を開催した。
出席者:川口外狼 川口寛子 原詩夏至 冨岡和秀 夏石番矢 鎌倉佐弓 石倉秀樹 金城けい 山岸竜治 竹梵 長谷川破笑 乾佐伎の12名。
川口夫妻は新婚で富山市、金城けいさんは那覇市、冨岡和秀さ…
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2024年08月31日
2024年8月31日(土)午後2時から~6時、ZOOMで開催の、
川口外狼句集『ダブルデカダンス』出版記念会
の横断幕を墨書した。自慢はできないけれど、3枚目でまあまあのでき。
字数が多いので一苦労。墨が乾いたら、私の書斎の本棚に貼り付ける。
この句集、百名弱の方々に寄贈した。吟遊社宛の礼状は、共感と称賛…
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2024年08月30日
先週、銀座1丁目の奥野ビル2階、アートスペース銀座ワンで、
第3階露天風呂の日アート企画展 はんざきくんの出世物語
を観た。棲息する大山椒魚で、岡山県の湯原温泉街を盛り立てようとする展覧会。
神奈川県の小泉恵一さん作成の、カラフルな大山椒魚の立体作品が壁に貼り付けられていた。
小泉恵一さんと作品
…
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2024年08月29日
2024年8月28日午前2時過ぎ、布団で横になっていると、瞬間的にドスンと家が下へと落ちたような衝撃を受けた。
地震にしては短い。妻は寝たまま。家の中を見回ると、泥棒に入られた形跡もない。
PCをオンにして、ネットで調べると、神奈川県東部でM4.1の地震が起きたとのこと。
また布団に入ったが、なかなか寝付けない…
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2024年08月28日
東京都現代美術館で開催中の、
日本現代美術私観
展示中の作品で、最後に触れるのが、鈴木ヒラクの≪道路(網膜)≫(2013年)。
作者のコメント:
8月3日から東京都現代美術館で開催される「日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション」に、作品2点が出展されます。
反射板を使った幅6mの「道路(網膜)」は、201…
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2024年08月27日
東京都現代美術館で開催中の、
日本現代美術私観
は、ユニークな作品ばかりの展示だった。そのなかで、画面から塗り重ねられた絵具が床に落下した絵があった。
水戸部七絵の≪DEPTH≫(2017年)。
画布ではなく、鉄板に油絵の具を塗り重ねて、意図的に脱落させている。
本来、絵の具は塗り重ねれば、…
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2024年08月26日
21年ぶりの評論集『俳句は地球を駆けめぐる』(紅書房、2024年10月刊行予定)初校本文の校正を終えた。
国内外刊行のいろいろな本、アンソロジー、雑誌、データを、屋根裏、2階、1階から引っ張り出してのチェックは、肉体と頭脳を使っての大変な作業だった。猛暑期間中は気力が出ず、ながらく中断せざるをえなかった。
やはり、原…
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2024年08月25日
さる8月22日(木)、一橋病院外科の待ち時間、近くの玉川上水緑道を散歩する。
花はほとんど見かけない。こういうとき、地味な水引草の花が目立つ。
幸不幸水引草はつむぎ出す 夏石番矢
参照
散歩の小発見104 芭蕉の芽
https://banyanatsuishi.seesaa.net/article…
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2024年08月24日
2024年8月22日(木)、小平市の一橋病院外科で、血液検査と問診。
中性脂肪が高いので驚く。血糖値が下がると思って、オリーブ油を多く摂取したためか。あるいは、猛暑の日々、あまり外出せず、運動不足になったためか? 老化が原因か?
担当医師に、中性脂肪を下げる薬を処方してもらう。
帰路、大雨が降る。電車で北へ移動すると…
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2024年08月23日
東京都現代美術館で開催中の、
日本現代美術私観
で、巨大な牛皮作品を観た。鴻池朋子≪皮緞帳≫(2015~16年)。
最初は布かと思ったが牛皮。東日本大震災で、これまでの美術のすべてをご破算にしての再創造の作品。木の根、毛髪、狐、蛙、蛾、動物の背骨、その他動植物や非生物などがからまって描かれている。
…
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2024年08月22日
2024年8月20日(月)午後3時より、富士見市内の大月デンタルケアで、歯の定期健診。異状なし。歯周病菌もほとんどなく健康。
歯磨きの磨き残し率も8.3%で、80%以上ならば優秀とのこと。前回の磨き残し、下の奥歯の奥が改善されても、下の前歯が手薄になっていた。歯磨きに完璧はありえない。
歯磨きと祈りに完璧はない満…
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2024年08月21日
東京都現代美術館で開催中の、
日本現代美術私観
で、篠原有司男の力強い作を観た。題して≪89才のパンチ≫(2021年)。
篠原は、1958年以来、現代美術を意欲的に開拓している。海外でも評価が高い。この作品は、ボクシングペインティングによるもので、ボクシンググローブに黒のアクリル絵具をしみ込ませ、画面に…
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2024年08月20日
2024年8月18日(日)午後1時から3時半まで、猛暑の中、第8回潤の会を開く。
私が自宅に忘れ物をしたので、会場に数分遅れて到着。前回腰痛を押して出席の瀬田なみ江さんは、全快でほっとする。
今回は、成川清子さん、乾佐伎さん、藤井立喜さんが好調。全句の合評を終え、約1時間早く完了。
私は半袖シャツの右肩後ろの血…
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2024年08月19日
東京都現代美術館で開催中の、
日本現代美術私観
で、ぼろ布をつなげたような大きな日本画を観た。三瀬夏之介の≪Exchangeability≫(2017年)。吊るされているので表裏とも鑑賞できる。
題の「交換可能性」とは何だろう。この作品は、独自化された国旗、日の丸を四つつなげている。布に見えて実は和紙に…
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2024年08月18日
銀座1丁目のギャラリーSTAGE-1で、終戦記念日にちなむ、
祈り展
を観た。田島靖浩さんの≪燃える木≫が突出していた。
材質感、色のバランスなど、写真では、なかなかよさが伝わらない。
無名で弱視の作者の、戦争への思いが見事に集約している。
今の世界は、とてもきな臭い。「終戦」どころか戦争を起こし、…
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2024年08月17日
富士市の友人、M・N氏より、富山市の銘菓、月世界をいただいた。
明治30年創業の月世界本舗の商品。
新鶏卵をベースに砂糖(最上の和三盆糖と白双糖)と寒天が材料で、スポンジのように軽く、すぐに口の中で溶ける。駄菓子のような素朴な味。
猛暑続きでばてている。砂糖を使っているが、軽い和菓子なので、カロリーや血糖値を気…
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2024年08月16日
東京都現代美術館で開催中の、
日本現代美術私観
で、素朴で力強い木彫を観た。
北海道で活動する国松希根太の≪木(カツラ)≫(2022年)。作者の名前に、樹木関連の漢字が二字入っている。彼の作品は、観る角度で大きく表情を変化させる。
桂の巨木から枝を除き、粗く削り、火で焼いた作品。と…
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2024年08月15日
インドの西ベンガルのP・S氏からメールが入る。彼からはときどき決して報道されない悲惨なニュースが送られてくる。今回は、次のとおり。
Breaking news from the largest democracy ( atrociously stinky) of the world:
A female doctor was …
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2024年08月14日
東京都現代美術館で開催中の、
日本現代美術私観
で、福島第一原発をモチーフにした立体作品が展示されていた。
千葉和成の≪福島第一原子力発電所ジオラマ≫。
罅の入った地面の上に、爆発後の原発、そこに蟻のように人が配されている。実際にこのように作業員がいたなら、被曝して大変なこ…
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2024年08月13日
銀座の山形県アンテナショップ、おいしい山形県プラザで、大粒のブルーベリーを買った。
目や血糖値など、健康にいいらしい。ブルーベリージュースも毎日飲んでいる。
夏には、アイスクリームやスイカをたくさん食べていたが、アイスクリームもシャーベットもやめた。スイカはときどき食べる。
大粒のブルーベリーいくつ食べても…
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2024年08月12日
8月10日(土)の夜、風呂に入るころから、右頚部を動かすと痛みがでるようになった。翌11日(日)、鍼灸整骨院に電話をかけたところ、その日は予約でいっぱいで、12日(月)午後5時にようやく治療を予約できた。
原因は、冷房をかけた部屋で長時間同じ姿勢で読書したからだろう。
間に合わせの治療として、火を使わないお灸をためしている。…
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2024年08月11日
東京都現代美術館で開催中の、
日本現代美術私観
では巨大な彫刻がいくつか展示されていた。その一つ、森靖≪Jamboree - EP≫(2014年)。寄木造りの木彫。継ぎ目が粗いのも意図的なのだろう。
これはデジカメの画面に収めるのに苦労した。さらに、撮影のさまたげになる人が去るのを待った。
太った…
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